【新年】スマホメディアとしての電子書籍

電子出版戦略論
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2015

 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。2015年初めての投稿なので、私が目指す世界を改めて書いてみたいと思います。

 私が電子書籍事業を始めたのは、実は「電子書籍事業」ではなく「スマートフォン事業」としてでした。ポータルサイトを開発・運営したのも、スマホユーザーを早めに取り込めると思ったからです(但し、この事業は上手くいきませんでした。その理由はまた別の機会に書きました)。

 その方向性は、今も全くブレていません。私は、電子書籍はあくまで「スマートフォン内の1つのメディア」と定義しています。そのような視点から考えないと、従来の紙出版を踏襲するだけになり、電子書籍と紙書籍が競合になってしまいます。電子書籍を「スマートフォンメディア」として捉えれば、両者は競合関係ではなくなり、それぞれの長所を持った別のメディアになります。

 一般的に、電子書籍と言えば、紙書籍をデジタル化したものとされます。インディーズ作家が出版する電子書籍も、紙書籍を模した形態が多く見受けられます(もちろん、それが悪いわけではありません)。しかし、紙書籍をベースに考えていくと、スマホメディアとしての電子書籍は進化していきません。

スマホメディア電子書籍の定義

 では、紙書籍とスマホメディア電子書籍は、何が違うのか? それは、ユーザーの定義です。紙書籍は当然、読書の習慣がある人のみが対象になります。本を読まない人に電子書籍を勧め、読んで貰うのは至難の業です。

 一方、スマホユーザーが、スマホを使う目的は、ゲーム、ソーシャルメディア、情報検索、エンタメコンテンツ(2ch、まとめサイト、YouTube等)閲覧などです。

 ちなみに、ジャストシステムが2013年9月に「1日のスマートフォンの利用用途とその平均時間」について、内訳を調査したところ「目的の無いひまつぶし(ゲーム、情報検索、エンタメコンテンツ閲覧等)」(18.5%)、「SNS等を使った他の人とのコミュニケーション」(18.4%)という結果になりました。(セルフ型ネットリサーチFastaskより引用)

 ここで、電子書籍を通して「情報検索」や「エンタメコンテンツ閲覧」のニーズを、体系的な情報提供で満たせることに気付きます。「体系的な情報提供」が重要で、そこがサイトやブログでは行いにくい電子書籍の強みです。本日は概要だけに留めますが、具体的な例はまた後日書いていきます。

私が目指す世界

 冒頭の話に戻りますが、私が目指す世界は「スマホメディア電子書籍」の普及です。この世界が実現すれば、私たち個人がこれまで以上に強力な情報発信を行えるようになります。ビジネスではもちろん、趣味の世界においても、表現方法に大きな変化が生じると思います。

 2010年から続けている活動も、上記を目的としてきました。ただ当時は、電子書籍自体が目新しいものであり、Amazon Kindleのみが注目される状況が続きました。2014年後半から、ようやく電子書籍市場も落ち着いて来て、様々な発展性が見込めるようになりました。これで、ようやく次のステップに進めます。

好きなように活動していきます

 今後は人の目は気にしないで、自分の信じたことを追究していこうと思います。もともとタブー無しで活動することが信条でした。私と考えの合わない人、共感しない人と付き合うのもやめます。そうでないと、どんどん道が逸れていき、結局何も達成できないことに気付きました。利害関係者が増えて、活動に制限が掛るのでは本末転倒です。

 また、活動の根底にはスマホメディア電子書籍の普及があるので、スマートフォン関係の事業を行うことが増えるかもしれません。

 EWAに共感してくださる方は、ぜひ当サイトにお越しください。最新かつ、嘘偽りのない情報をお届けします(一週間に一回は更新していく予定です)。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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