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「光が強いと同時に闇も深くなる」と良く言いますが、これはビジネスの世界にも当てはまると思います。
メディアやネットで脚光を浴びている企業やサービスも、裏から見たらボロボロなことは良くあります。むしろ、隠したいことがあるから、光を強くしているとも言えます。
2010年の電子書籍市場もまさにこんな感じでした。思いっきり光を強くあてたので、多くの企業が「ここにチャンスがありそう」と参入しました。
撤退企業の共通点
しかし、無理矢理に光らせた市場はすぐに正体が見抜かれ、数年後には多くの企業が撤退しました。特に「BtoC」モデルのビジネスを行っていた企業は、ほとんどが撤退しました(私のポータルサイトもそのうちの一つです)。
今から思えば、市場が全く成熟していないのに、フリーミアムモデルや大規模なビジネス展開をするのは余りにも早すぎたのです。その後の、2013年~2014年は、Amazonの独壇場であり、事業としては耐える年でした。幸い私たちは、最小限の規模でビジネスを行っていたので、どうにか耐え抜くことができました。
2015年、新たなステージに進みます
そして、迎えた2015年。以前に比べ格段に電子書籍ビジネスがしやすくなった感じがします。もう無理に光を当てることもありませんので、等身大のビジネスを行える環境が整ったのでしょう。
おそらく、2015年から参入する企業や著者のほうが、チャンスを掴みやすいと思います。なぜなら、ようやく電子書籍ビジネスの「アーリーアダプター(オピニオンリーダー、インフルエンサー、マーケットメーカー)」が登場する土壌が固まったからです。
今後は、着実な戦略を続けた企業、作家が勝っていくでしょう。もちろん、注意すべき点もありますが、「闇」の部分をたくさん見たり経験した身として、今後も本サイトで公開していきます。
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