妥協は超危険!

電子出版戦略論
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kiken

 正しい価値を知らないことは、不幸の始まりです。幾ら素晴らしい話を聞いても、素晴らしいご縁があっても、価値を理解できないと何も身になりません。

 これは電子出版にも当てはまります。以前、ネットでこんな書き込みを見掛けました。

「電子書籍なんて自分で作れるんだから、お金を請求するのはおかしい」

 今から思えば、おそらく電子書籍が競合にあたる(と思い込んでいる)人の書き込みだったのだと思います。

 ゼロから電子出版を実現するには、戦略立案、企画、デザイン、製本・制作、編集、校正といった膨大な作業と、最低でも一ヵ月以上の時間が掛かります。

 上記の人に、「ではお金は払わないので、ぜひタダで出版の手伝いをしてください」とお願いしても、彼には出来ないでしょう(これだけでも、全く覚悟の無い発言であることが分かります)。

 このような間違った価値観が蔓延してしまうと、業界は健全に発展することができません。

歴史は繰り返す

 もう20年も前ですが、ホームページが目新しかった時代を振り返ってみましょう。

 当時、HTMLという言語さえ知っていれば、誰でもホームページを作ることができました。しかし、企業はしっかり制作料金を請求していました。その後も、ホームページ制作代行が無料になることはありませんでした。

 正当な対価が支払われる業界だからこそ、健全に発展してきた歴史があります。

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安売りがダメな理由

 電子書籍もまさに、同じ状況にあります。

 私も未だに

「無料で作ってもらえませんか?」
「半額になりませんか?」
「レベニューシェアでお願いしますよ」

 と言われることがあります。

 私は自分たちの仕事に、心からの誇りを持っています。
 もし妥協をして、今の半額でサービス提供をするのであれば、クオリティを維持することは不可能です。

 中途半端な仕事をするのは、私のプライドに懸けて許せません。

 だから、「安くなりませんか?」というご質問には、必ず「他の方をあたってください」とお答えするようにしています。

書籍は自分の子どもです

 あなたが書いた書籍は、あなたの子どもです。ですので、私がエストリビューターとして関わる時は、大切なお子さんをお預かりする覚悟で携わっています。自分の子どもに対して妥協する人がいないように、私も電子書籍に対して一切の妥協を許しません。

 そこに「安売り」という「妥協」を入れてしまった瞬間に、価値は消えてしまいます。

 大変光栄なことですが、私たちがお付き合いさせて頂いている方々は、超一流の方ばかりです。だからこそ、私たちも妥協は絶対にできません。

 どんな形であれ「電子書籍ビジネス」に携わっている方は、ぜひご自分のビジネスに対して、最高の誇りを持って頂きたいと願っています。

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