2015年6月29日公開の動画ですが、堀江貴文さんがご自身の「YouTubeホリエモンチャンネル」で電子書籍に言及しているものがありました。
動画は以下になります。
■堀江貴文のQ&A vol.515 普及の鍵はフォーマット!?
https://youtu.be/rLvRKuh9ReM?t=19s
この中で、堀江さんは、次のような内容を仰っています。
(電子書籍が爆発的に普及しないのは)
紙のフォーマットをそのままスマホやタブレットに持ってきているから。
現在の電子書籍は紙の本を作る文法で本を作っている。
たとえば、メールマガジンなどは電子に特化した形になっている。
今後、スマホに特化した文法になっていけば爆発的に普及する可能性がある。
これは、EWAが「電子書籍」=「スマートフォン向けデジタルコンテンツ」と定義しているのと本質的には同じです。
ただ、2010年~2015年に「現場」で活動していた人達には、「紙のフォーマット」をベースにしないと電子書籍には進めなかったのです。
さらにAmazonも、現時点では紙のフォーマットを尊重しています。
それだけ長い歴史がある文化なので、ある日いきなりスマホ化は難しいのです。
また「インディーズ電子出版」においては、「紙書籍の文法」を採用することがベストであることは間違いありません。
とは言え、全体としては「スマホ文法」に進んでいくことは間違いないでしょう。
せっかくですので、今後、電子書籍はどのようになっていくのか?
堀江さんの視点も交えて考えてみましょう。
「スマホに特化した文法」とは?
堀江さんの言う「スマホ特化」とは、とてもシンプルです。
スマホ最適化されたウェブサイトのように、
電子書籍の「見栄え」や「機能」を、スマホで読みやすいように特化させていく
ということです。
たしかに、今の電子書籍は読者としても「紙書籍の延長」として読んでいる意識があります。
これがスマホ特化したら、もはや「本を読んでいる」という感覚すら無くなってしまうのでしょう。
この視点から進めていくと「別に本じゃなくても、スマホ最適化されたサイトで単体の記事で売れば良いのでは?」という考えになります。
体系化された情報は「書籍」がベスト
では、「書籍」はもう終わりなのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
スマホは「記事単体」を読むのには適していますが、一方でまとまった情報を伝えるのには不向きです。
やはり、体系化された情報を適切に伝えるためには「書籍」の形を取るのがベストなのです。
さすが560年以上の歴史があるメディアだけあって、大量の情報・知恵を最も効率的に伝えることに優れています。
となると、電子書籍がどのように進化を遂げたとしても、それは見栄えや機能の話であり本質が変わることは決して無いことに気付きます。
そして、これがインディーズ電子書籍ビジネスとしてのチャンスにつながっていきます。
最新メディアにいつでも対応できる
これから電子書籍が進化するか、そこから派生するメディアが登場するのかはまだ分かりません。
しかし、どちらにしても、EWAが提唱している「電子出版プロデューサー(エストリビューター)」の技術を持っていれば、最新メディアに即座に対応が可能です。
従来の電子書籍ビジネスだけでも、莫大なチャンスがあります。
それに加え、これからスマホと共に進化していく最新メディアにも完全対応できる・・・
これは想像以上にすごいことです。
IT業界は「ドッグイヤー」と言われ、1年が7年に相当すると言います。
私たちは6年間、専業で活動してきましたので、「42年」活動していることになります。
この長い時間、一貫して電子書籍ビジネスに懸けるのはメディアの未来が「電子書籍」を軸に発展していくことを確信しているからです。
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