Amazon Video Directが電子書籍作家にもたらすものとは?

電子出版戦略論

本日、以下の様な発表がありました。

■アマゾン、動画サービス「Amazon Video Direct」を発表
http://japan.cnet.com/news/service/35082358/

以下、CNET Japan様の記事より引用。

Amazonは米国時間5月10日、「Amazon Video Direct」(AVD)を発表した。プロの映像スタジオと一般ユーザーの両方がサービスを通して自作動画を公開できる新しいオープンなプラットフォームだ。動画制作者は、自作動画をAmazonのストリーミングサービス「Prime Video」上で公開して、レンタル提供または販売したり、登録チャンネルを作成したりできる。

YouTubeに対抗するサービスとのことで、日本でもオープンするでしょう。

※2016.5.12追記
オープンしていました。

そしてその時、AmazonはYouTuberのようなスターを探すはずです。

そこに先行者利益があるのはもちろんですが、本誌では「電子書籍」の観点から考えてみます。

Amazonの強みは、膨大な顧客決済情報を持っていることです。一度でもAmazonで買い物をしたことがある人は、次回からワンクリックで買い物ができるようになります。

この動画サービスも、無料配信・売買・レンタルが可能とのことでKindleと同じような販売スキームになると思います。

そして、YouTubeとの大きな違いは、Amazonは「書籍販売」や「物販」に動画サービスをつなげる意図があることです。

YouTubeは、エンタメ系動画がメインです。そのため、はじめしゃちょーさんやヒカキンさんが有利です。

一方、Amazon Video Directは、著者・コンテンツホルダーが活躍できる可能性が非常に高いと考えられます。

すると、当然、電子書籍を出版している著者が優遇されることになります。

私は常々、「一冊の電子書籍を書いておけばあらゆるウェブメディアに横展開できる」とお伝えさせて頂いております。

そして、強力なウェブメディア(コンテンツ)を保持している人は、圧倒的な成功を手にできるでしょう。

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